教育理念

あじさいによせて

あじさいは紫陽花と書く
可憐なひとつひとつの小さな花が集まって一輪の花となる
太陽の恵みのもと水をうけ大地に根を下ろす
大地の変容を受けとめその色や形を自在に変化させ薫る初夏 この世界に潤いをあたえる
花は雨になじみ雨上がりのなか一層輝きをます
人は人間として生まれない
人として生まれ 愛を受け自ら努力していくなかで人間となる
そして小さな可憐な花が集まって美しい大輪の花をなす紫陽花のように
ひとりひとりが社会 文化をさらに創造していく
看護・介護もまた人との出会いにはじまり共につらさに耐え喜びをわかちあい
生きてゆく中で創造されるものである
学生はあじさいのごとく人との交流を通して変容し自己の中にエネルギーを育む
それらを糧に将来 個人との相互交流を豊かにし
個々に応じた看護・介護が創造できるエネルギーを 発し続けることが大切である
ここに共生と創造を謳う
あじさいはまた美濃加茂市の花である